業者選び

外壁塗装の費用を抑える方法とは?塗装職人が教える適正価格の重要性

1月 27, 2023

外壁塗装の相場・適正価格
  • 外壁塗装の費用相場が知りたい!
  • 値引きはどこまで出来るか・・・
  • 適正価格ってそんなに重要?

外壁塗装の費用って気になりますよね!

外壁塗装で60万円〜。屋根塗装も含めるとプラス20万円の80万円〜ぐらいが平均的。大きさや建物の形状・劣化具合などや、地域によっても変動します。

工事費用はなるべく抑えたいですが、安すぎる工事や、安易な値引きは失敗の原因に。

本記事では、外壁塗装の費用を調べてる人が押さえておきたい情報を解説。きちんとした費用(適正価格)がなぜ重要なのか、理解を深めてもらえればと思います。

外壁塗装

目次(もくじ)

外壁塗装の適正な料金

外壁塗装の費用は現地調査をしなければ正確な金額は出てきませんが、塗料代・足場代は比較的どの業者も似たような価格帯

外壁塗装の適正な料金って?

様々な要因で変動・変化します!
外壁塗装の費用相場
  • 立地条件(斜面・狭小地など)
  • 塗装面積(窓の数や大きさなど)
  • 塗料の種類
  • 季節(繁忙期など)
  • 劣化の進行具合
  • 地域格差による業者の契約金額

など、条件が全く同じ建物は存在しません。

外壁屋根屋根・外壁
〜25坪50万〜95万35万〜60万70万〜150万
26〜40坪65万〜140万38万〜70万80万〜185万
41坪〜55坪75万〜155万45万〜85万100万〜220万
56坪以上120万以上55万以上140万以上
※足場代含む

外壁塗装にかかる費用の内訳

外壁塗装費用の内訳

主な内訳は、「塗料代」「足場代」「人件費」「利益」「諸経費」です。

諸経費とは「書類作成」「ゴミ廃棄処分費」「現場管理費」など。

塗料代

塗料代は、選ぶ塗料によって価格も変わります。

種類平米単価(㎡)耐久年数備考おすすめ度
アクリル塗料1,000円〜1,500円5〜6年程度安価で補修程度のDIY向き
(2.0 / 5.0)
ウレタン塗料1,000円〜2,000円5年〜7年程度悪くはないが、シリコンの方が・・・。
(2.5 / 5.0)
シリコン塗料2,000円〜3,500円6年〜10年程度迷ったらシリコン。
スタンダードな塗料。
(4.5 / 5.0)
フッ素塗料3,500円〜5,000円12年〜15年程度高耐久の塗料。
(3.5 / 5.0)
光触媒塗料4,000円〜5,000円15年程度取り扱いが難しく、手間が非常にかかる。
(2.0 / 5.0)
無機ハイブリッド塗料4,500円〜5,500円15年〜20年程度現時点で最も高性能を備えた塗料。
高級塗料。
(3.5 / 5.0)

どんな塗料を選ぶかによって耐用年数が変わるので、価格と耐久性のバランスを考慮しましょう。

耐用年数・高性能の高い塗料は、比較的価格も高くなります。逆に耐用年数が低い場合は、塗料も低価格の場合が多い。

安い塗料で短いスパンで外壁塗装を行うか、高い塗料で長いスパンを考えるか、コストパフォーマンスを考えての塗料選びが重要です。

≫ 塗料選びについて詳しく解説

足場代

足場

足場代は外壁塗装のみならず、屋根塗装だけの場合にもかかります。

塗装費用足場費用合計費用
外壁塗装のみ80万円18万円98万円
屋根塗装のみ30万円18万円48万円
付帯塗装のみ20万円18万円38万円
まとめて塗装130万円18万円148万円
※足場代18万円の場合

足場代18万円は工事の都度必ずかかります。(部分補修などは除く)

コストパフォーマンス
悪い
  • 付帯塗装のみ
  • 屋根塗装のみ
  • 外壁塗装のみ
  • まとめて塗装
良い

足場をかけるならまとめて工事したいですが、タイミングが合うとは限らないのが現状です。

足場は必要ですが、こまめに工事すると無駄な出費になります。

≫ 外壁塗装と一緒に行いたい工事

外壁塗装費用の値引きについて

値引きできない項目もあるので注意が必要です。

外壁塗装費用の値引きは業者によって応じてくれる場合がありますが、どこの項目・予算を削るかが重要になります。

値引きできる項目

項目値引き可能かおすすめ度
塗料代不可
(0 / 5.0)
足場代不可
(0 / 5.0)
諸経費場合による
(4.5 / 5.0)
人件費可能大
(2.5 / 5.0)
利益可能大
(5.0 / 5.0)

値引きに応じやすい項目は、「人件費」と「利益」です。

人件費を削られると現場に入る職人が急いで仕事をする為、あまり値引きしたくない項目になります。「足場代」「塗料代」は価格が決まっているため、値引きできる期待は少ないでしょう。

注意

「足場代は無料!」こんな事を聞いたことありませんか?
当たり前ですが、足場には必ず費用がかかります。無料と聞いて”お得”と思われるかもしれませんが、足場代の項目が無料になっただけであって、他の項目に上乗せしてる可能性があります。

足場代(㎡)550〜850円
飛散防止ネット(㎡)100円〜150円
※2階建ての場合

大幅な値引きは危険

大幅な値引きに応じる業者は疑いましょう。

100万円の工事を95万円に値引いてもらうのは許容範囲ですが、−20万円値引きなどの大幅な値引きは要注意です。

業者は利益を削りたくないので、人件費を真っ先に削ります。人件費は外壁塗装において最重要項目と行って良いほど、仕上がり・品質に直接関係する。

中には2・3割り引きにする業者もいます!
大幅値引きに応じる業者の特徴
  • 値引きを想定しての見積り金額
  • 安く下請け業者を使ってる

※下請け業者は仕事欲しさに無理な金額でも工事を請け負うことがあります。

大幅な値引きは危険ですので、オススメはできません。


外壁塗装は適正価格で!

高すぎるのはもちろん、安すぎても危険な外壁塗装。

塗装業界は誰でもかんたんに参入でき、きちんとした業者から粗悪な業者まで幅広く存在します。その中から優良業者を見分けるのは困難です。

適正価格で外壁塗装をしたからと言って失敗しないとは限りませんが、きちんとした工事をしてもらう可能性は高まります。

最悪なのは、高い費用を支払って粗悪な工事をしてしまうことです。

支払う費用がきちんと工事費に反映されるかが重要。利益の割合が大きい業者ではなく、人件費に重きを置く業者に依頼することをおすすめします。

外壁塗装において、人件費は最も重要だと私達は考えます。


適正価格を提示してくる業者の探し方

見積もり書を見て適正価格かどうかを判断するのは大変です。そもそも見積もり書の内容を把握しなければならないし、難しい専門用語などで理解するには時間と労力がかかる。

適正価格をかんたんに、効率よくあぶり出す方法は”業者を比較する”ことです。

比較すれば適正価格だけでなく、いろんな事が見えてきます。

業者を比較

業者を比較することはとても大事なことですが、複数の業者と連絡を取らなければいけないので、デメリットも発生します。

メリット
デメリット
  • 適正価格がわかる
  • 複数の見積もり書を見るので、値引きしやすくなる
  • 選択肢が大幅に増える
  • 複数の業者との連絡がたいへん
  • 断りづらい
  • しつこくされるのが不安

車や電化製品などは比較するのに、外壁塗装は1社だけで決める人が非常に多いです。

業者を比較する事が大事なのは分かっていても、上記に上げたデメリットが心配で踏み出せない人にオススメなのが一括見積りサイト

一括見積サイトは施工業者が多数登録してるため、工事費用の競争を促し、高額な工事費を避けられる可能性が高まります。業者を比較することをためらうこと無く出来るよう、お客さんと業者の取引をスムーズにした新しい業者の選び方です。

業者側は比較されると値引きに応じやすくなりますよ!
こんな人におすすめ
  • 適正価格での工事を望んでる。
  • 業者に断るのは得意でない。
  • いろんな業者を比較したい。


もちろん一括見積もりサイトを利用すれば100%上手くいくことはありませんが、失敗する確率は減る可能性大です。
適正価格・業者選びは少しでもリスクを無くす方法で見つけていくのがオススメ。

≫ 一括見積サイトが選ばれる理由

まとめ

大幅な値引きをする業者や、安く請け負う業者に任せると高品質な外壁塗装は望めません。

高すぎるのはもちろん、適正価格・料金で工事を依頼すれば業者とお客さんお互いにメリットのある、無理のない外壁塗装の工事が進行。

地域や建物の状況、さまざまな条件で相場や適正価格は変わります。まずは施工業者を比較して、見比べる事がとても重要です。

複数の施工業者からの見積もり一度に取得し、サービスの内容や料金の確認をしたい人におすすめなのが一括見積りサイト。
≫ 詳しくはこちら

業者を比較


  • 現場の職人から見た業者の選び方
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3つの事だけ抑えて欲しい!
  • この記事を書いた人
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森口 よしお

25年間この業界に身を置き、下請け業者として今も毎日外壁塗装をさせていただいております。 会社の宣伝ではなく、第3者の意見として現場で感じた事をお伝えしていければと思います。

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