外壁塗装

【デメリットも解説】外壁塗装で人気のシリコン塗料が選ばれる理由

7月 10, 2022

外壁塗装で人気なシリコン塗料

外壁塗装で最も採用されているのがシリコン塗料。
様々な塗料がある中、5割以上の方が選ぶには理由があります。

本記事では、シリコン塗料について詳しく解説していきます。

  • どんな塗料かを解説
  • シリコン塗料がなぜ人気なのか
  • メリット・デメリット
  • おすすめのシリコン塗料

塗料選びで迷ってる方や、これから外壁塗装を検討してる人におすすめの記事です。

「シリコン塗料が多くの人に選ばれる理由が知りたい・・・」という方は、この記事を読めば理解できます。

外壁塗装

外壁塗装に使用するシリコン塗料とは?

塗料の成分図

シリコン塗料の性質

塗料は、「顔料」「添加剤」「樹脂」によって構成されており、さらに水性か油性に分かれます。

  • 顔料
  • 添加剤
  • 樹脂
顔料
塗料に色を付ける成分を指し、エナメル塗料とも言います。(覚える必要はなし)
添加剤
塗料に様々な機能や性質をもたせる成分。
・防カビ剤
・ツヤの調整
・塗料に柔軟性

その他多数あり。
樹脂
塗料の品質、耐久性を決める主成分。
・アクリル樹脂
・ウレタン樹脂
シリコン樹脂
・フッ素樹脂

樹脂の種類により、品質が大幅に変わり耐久年数にも直結します。

上記の樹脂の成分がシリコンだと「シリコン塗料」になります。

シリコン塗料の特徴

シリコン樹脂の性能

  • 紫外線に強い
  • 汚れにくい
  • ウレタン樹脂と比べて塗膜が硬い

1番のポイントは、塗膜の劣化原因である紫外線に強い性能。塗膜が固い欠点は、”添加剤”によって改善されてる製品が多数ある。
安価なシリコン塗料を選ぶと、硬い塗料のままな事もあるので塗料選びは慎重に。

どんな添加剤(機能)が入ってるかによって、シリコン塗料の価格は大幅に変わります。

✓ シリコン塗料の耐用年数

外壁塗料の耐用年数比較表

シリコン塗料=「シロキサン結合」と言われる結合を含んだ塗料。
鉱石やガラスと同じく、結合する力が強く紫外線の影響を受けにくい。

シリコン塗料は塗膜劣化の原因である、紫外線などの影響を受けにくい性質を持っているため、長期間にわたって劣化しにくい塗料になります。

一般的なシリコン塗料の耐用年数は6年〜10年程度と言われ、アクリル・ウレタン塗料よりは高いですが、フッ素塗料などと比較すると耐久性は落ちます。
中には耐用年数が約15年と、フッ素塗料並みの耐久性を誇るシリコン塗料も存在します。

✓ 汚れにくい低汚染機能

塗料の親水性と撥水性の違い

シリコン塗料に含まれる「シロキサン結合」は塗膜表面が”親水性”、水になじみやすい(撥水しない)性質を持っているのも特徴。
親水性を持つシリコン塗料は、汚れと塗膜の間に雨水が入り込み、汚れを洗い流してくれます。(セルフクリーニング効果)

この親水性の特徴により、汚れがつきにくく、美観性を長期間保つ。よって、建物の腐食等からも守り、耐用年数にも直結します。

外壁塗装でシリコン塗料が人気な理由【迷うならシリコン】

シリコン塗料が人気な理由

そもそもシリコン塗料って何で人気なの?

外壁塗装の分野で多くの方に採用されるのがシリコン塗料。人気あるからって何も知らなきゃ選ぶのも怖いと思います。


デメリットも踏まえて、人気あるのにはきちんとした理由があるので解説していきます。

価格

様々な塗料はありますが、価格だけで言えば平均的で、手が出しやすい塗料と言えるのがシリコン塗料。

塗料の種類価格(㎡)
ウレタン塗料1,000円〜2,000円程度
シリコン塗料2,000円〜3,500円程度
フッ素塗料3,500円〜5,000円程度

シリコン塗料は最もスタンダードで、価格・耐用年数等も平均的な塗料で外壁に採用される塗料では最も人気のある塗料。
一昔は”ウレタン塗料”が主力でしたが、現場でのニーズ(需要)が多く、価格が落ち着き始め爆発的に売れるようになりました。

フッ素塗料など上を見たら高価格な塗料はたくさんありますが、お手頃価格と言えば”シリコン塗料”の事を指す塗装業者も多いと思います。

耐久性・耐用年数

耐用年数が約6年〜10年と一般的な塗料の中(高額塗料以外)では耐久性があります。

塗料の種類耐用年数
ウレタン塗料5年〜7年程度
シリコン塗料6年〜10年程度
フッ素塗料12年〜15年程度

シリコン塗料より耐久性に優れた塗料はありますが、決して悪くない耐用年数。
グレードによってはフッ素並みの耐久性を持ったシリコン塗料も存在します。

メリット・デメリット

メリット

  • コストパフォーマンスに優れてる
  • 紫外線に強いため、劣化しにくい
  • 低汚染機能により汚れが付きにくい

デメリット

  • グレードの低いシリコン塗料は粗悪品
  • ウレタン塗料より硬く、ひび割れを起こしやすい
  • より耐久性を持った塗料が多数ある

やはり耐久性と価格のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れた塗料と言える。

シリコン塗料の種類は他の塗料よりも売れ筋商品なため、無数にあります。
同じ”シリコン”でも、品質に雲泥の差があるので安易に「シリコン塗料だから」という理由で決して選んではいけません。

ウレタン塗料より硬く、ひび割れを起こしやすい
一般的にウレタン塗料より性質上、塗膜が硬いとされているシリコン塗料。
各メーカーは開発に力を入れ、ウレタン同等の柔らかさを持った製品も発売されてます。
より耐久性を持った塗料が多数ある
シリコン塗料より耐久性を持った製品はあります。
価格に比例して高機能になりますが、全てではない。
シリコン塗料よりは少しだけ耐久性はあるけど、価格は倍以上の塗料もあるので注意しましょう。

シリコン塗料よりは少しだけ耐久性あるけど、価格は倍以上なんて塗料もあるので注意しましょう。みたいな画像を挿入

外壁塗装にシリコン塗料を選ぶ決め手


シリコン塗料はコストパフォーマンスに優れた塗料。
そんなシリコン塗料が、多くの住宅で採用される決め手は「価格」「耐用年数」「塗料の機能」この3点のバランスが非常に優れている点が挙げられます。

塗料の種類平米単価(㎡)耐用年数備考
アクリル塗料1,000円〜1,500円5〜6年程度安価で補修程度のDIY向き
ウレタン塗料1,000円〜2,000円5年〜7年程度悪くはないが、シリコンの方が・・・。
シリコン塗料2,000円〜3,500円6年〜10年程度迷ったらシリコン。
スタンダードな塗料。
フッ素塗料3,500円〜5,000円12年〜15年程度高耐久・高額の塗料。
光触媒塗料4,000円〜5,000円15年程度取り扱いが難しく、手間が非常にかかる。
ハイブリッド4,500円〜5,500円15年〜20年程度現時点で最も高性能を備えた塗料。
高級塗料。

価格と耐用年数だけであれば、比較して安易に答えが出そうですが、「塗料の機能」が塗料選びを難しくさせます。

選ばれる決め手

  • お手頃な価格
  • そこそこの耐久性
  • 紫外線に強く、劣化しにくい
  • 汚れが付きにくい性質

シリコン塗料以上の性能を持った塗料もありますが、機能と価格が釣り合うバランスの良い塗料のため、数多くの方に選ばれます。

おすすめなシリコン塗料

強力な防藻・防カビ、低汚染機能を備えた塗料

パワーオーデフレッシュSi(日本ペイント)

日本ペイント
  • 超親水性塗膜
  • 超低汚染性
  • 強力防藻・防カビ機能
  • 耐用年数12年〜15年程度
  • 本製品の発売は2016年のため、最大耐久年数に満たしていない

数あるシリコン塗料の中の上級グレードで、多少価格的に高くなりますが、高性能な塗料で非常に人気ある塗料。
他の塗料よりも強力なレベルで「防藻」「防カビ」「低汚染」を実現いたします。

親水性塗膜セルフクリーニング機能付き塗料

●セラMシリコンⅢ(関西ペイント)

関西ペイント
  • 親水性塗膜セルフクリーニング機能
  • ツヤ消し設定無し
  • 作業中のニオイ問題
  • 密着度抜群

二液型油性塗料とあって、密着性・耐久性に優れていますが、水性塗料よりもニオイがきついため自己判断のみでは選びにくい塗料になります。
ニオイ対策をきちんと考慮して選びましょう。

大気中の粉塵や排気ガスを寄せ付けない、低汚染機能付き塗料

●水性セラミシリコン(エスケー化研)

SK化研
  • 発売から20年以上経過しても衰え知らずの人気
  • シリコン塗料の代表作
  • 低汚染・防カビ・防藻機能
  • 耐用年数12年〜15年程度

弾性タイプ(伸縮性に優れた)もラインナップに揃えており、いろんな外壁材に対応しております。
シリコン塗料の中でも価格は平均的で機能もあり、バランスの良い塗料です。

劣化の原因”ラジカル”を制御する塗料【今話題の機能】

●エスケープレミアムシリコン(エスケー化研)

日本ペイント
  • ラジカル制御
  • 紫外線に強い
  • 耐用年数12年〜15年程度
  • 他の製品に比べて光沢がある(艶有りを選択した場合)

シリコン塗料の中でもおすすめなのが「エスケープレミアムシリコン」
今流行の”ラジカル制御機能”付きの塗料になります。

シリコン塗料より、ラジカル制御機能付き塗料

最近流行りだした「ラジカル塗料」。シリコン塗料を凌ぐ勢いで、たいへん人気な塗料です。

ラジカルとは?
塗料の色を決定する顔料の主成分である「酸化チタン」が、紫外線など顔料に触れると「ラジカル」という因子が発生します。
ラジカルは樹脂や顔料を劣化させる性質を持っており、代表的な症状の一つ「チョーキング現象」を引き起こす原因にもなります。


白亜化現象(チョーキング現象)

ラジカル制御機能付き塗料の中には、ラジカルを発生しづらくするための成分が入っており、劣化しづらく耐久性・耐候性の高い塗料が開発されました。

主な特徴

  • チョーキング現象が起きづらい
  • 汚れに強く、変色しにくい
  • 従来のシリコン塗料と近い価格帯
  • 耐用年数12年〜15年程度

ラジカル塗料と言っても、シリコン塗料などに”ラジカル制御”の機能をプラスした塗料というイメージで!

大体の塗料は、使用されてる”樹脂”によって呼び名(メーカーや塗料によっては違いがある)が決まってました。

樹脂ラジカル制御付き呼び名
アクリル樹脂無しアクリル塗料
アクリル樹脂有りラジカル塗料
シリコン樹脂無しシリコン塗料
シリコン樹脂有りラジカル塗料

「ラジカル制御機能付き塗料」の事をラジカル塗料と言っても、シリコン塗料と言っても半分は正解。(ややこしい)
強調したい特徴を各メーカーは商品名にし、業界でもひとくくりに「シリコン塗料」や「ラジカル塗料」と呼ぶ事が多いです。

チェックポイント

従来の”シリコン塗料”より少し価格は高めですが、外壁塗装での塗料の主役になる勢いです。
別記事にてラジカル塗料の特徴とデメリットを職人目線で解説してます。

次世代の主役塗料

まとめ

コスパに優れたシリコン塗料

シリコン塗料は2022年現在、未だ衰え知らずの人気です。
「価格」「耐久性」「機能」をバランス良く併せ持ったコストパフォーマンス最強の塗料と言えるでしょう。

こんな方に向いている!

  • 塗料選びに興味がない
  • あまりお金をかけたくない
  • 業者にお任せしたい

安価で良い塗料を望むなら、取り敢えずシリコン塗料を検討するのがおすすめです。

塗料について詳しく知りたい方は
≫ 知っておくべき外壁塗装の塗料の種類と特徴・機能を解説【塗料の選び方】にて詳しく解説してるので、興味ある方はご覧になって下さい。

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  • この記事を書いた人
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森口 よしお

25年間この業界に身を置き、下請け業者として今も毎日外壁塗装をさせていただいております。 会社の宣伝ではなく、第3者の意見として現場で感じた事をお伝えしていければと思います。

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