業者選び

【下請け業者が解説】外壁塗装の見積もりサイトは要注意!【評判やデメリット】

4月 28, 2022

見積もりサイトは要注意
  • 見積もりサイトの利用の仕方
  • 見積もりサイトについて(デメリット含む)

本当に見積もりサイトって良いの?って思う人もいるので、デメリットも詳しく解説していきますね。

利用時の注意点や、見積もりサイトについて詳しく知りたい人向けの記事です。

見積もりサイトは塗装業者から手数料をもらって成り立つ商売。
業者はお金を払ってでも、見積もりしたい。(お客さんと話す接点が欲しい)

私は塗装会社を経営し、実際に現場でも直接担当したお家が25年間で約400棟施工してきました。
下請け業者の目線だからこそわかる、見積もりサイトの注意点などを解説していきます。

この記事を読んで利用時の注意点や、見積もりサイトを利用するかどうかの判断材料にして下さい。
≫【優良業者の選び方】外壁塗装の見積もりサイトを比較、おすすめランキング7選

外壁塗装

目次(もくじ)

外壁塗装の見積もりサイトの仕組み

見積もりサイトは、加盟してる複数の業者3〜5社を一気に見積り依頼できる手間いらずのサービス。

業者側は見積もりサイトから連絡が入り、お客さんとの打ち合わせが始まります。
気に入った業者があれば契約し、ない場合は断っても全然OKです。

金額が大きいので業者選びは慎重に!

見積もりサイトの流れ

スムーズな取引が望める

  • STEP1
    見積もりサイトを決める
    ネットなどで比較し、サービスの良さそうなサイトを探す。
  • STEP2
    情報を入力
    平均2〜3社の業者が見つかり、連絡が入る。
  • STEP3
    業者が調査
    見積書・工事提案書をもらう。
  • STEP4
    業者を比較
    良さそうな業者があれば契約。
  • STEP5
    工事開始
    塗装工事完了後、工事代金のお支払い。
  • STEP6
    保証書発行
    見積もりサイトに業者のアンケート等を提出。

塗装業者は紹介料として工事代金の5%〜20%を見積もりサイトに支払う。

見積もりサイトがなぜ無料なのか!

見積もりサイトは基本、無料です。

お金がかからないことはありがたいことですが、無料の裏側を理解すれば利用時にリスクが減ります。
お客さんからお金をいただかない代わりに、どこかで補充しなければなりません。

ボランティアでない限り、運営費は必要です。

それらを支えるのは、紹介した塗装業者が見積もりサイトに支払う手数料で補っています。

見積もりサイトに業者が支払う金額

加盟料0円〜100万円
月会費0円〜20万円
見積もり案件の紹介1件:5千円〜2万円
成約時の場合工事代金の5%〜20%
(100万円の工事で5万円〜20万円が見積もりサイト側に)

お客さん側は一切料金は発生せず、加盟業者が支払うしくみ

見積もりサイトに加盟業者が頼る理由

加盟料や月会費などを支払っても、見積もりサイトに登録する業者にはきちんとした理由があります。

塗装業者は1番集客の部分が経営していく上で悩むところ。
訪問販売業者なら営業マンの役割を、見積もりサイトがしてるイメージです。

営業マンを雇うか、見積もりサイトに集客を頼むか。
どちらにしても塗装業者は集客にかなりのお金をかけなければ成り立ちません。

チェックポイント

見積もりサイトは、ある塗装業者にとっては無くてはならない存在

外壁塗装の見積もりサイトで注意したい点

加盟してる業者が優良店とは限らない

私が経営する小さな塗装会社も数年前、見積もりサイトに加盟していた時期がありました。
加盟金を支払い『これで集客の悩みから開放される』と安易な考えで加盟。

加盟後も仕事はいただき、特に不満はなかったが、加盟条件のゆるさには驚かされました。
契約書のサインと加盟金、法人登記さえしていれば誰でも加盟出来た?かなと思うぐらい。

見積もりサイトは加盟業者を増やして、登録料・月会費等の手数料を生業にする会社です。

加盟条件を厳しくすると加盟業者の数が減るのであいまいにしてる部分。

私なら敢えて加盟業者の少ない見積もりサイトを選びますね。

加盟業者が多いと、加盟審査がゆるいんじゃないかと経験上疑っちゃいます。

別記事に見積もりサイトを比較した記事があるので興味のある人は見て下さい。

・【優良業者の選び方】外壁塗装の見積もりサイトを比較、おすすめランキング7選

因みに見積もりサイトを脱会したのは、仕事が追いつかず利用する必要性がなくなったため。
特に不満等はなかったですし、むしろ良くしてもらえたと思っているので、塗装業者側からしたら良い見積もりサイトでした。

見積もりサイトのメリット・デメリット

便利な半面、全てを信用するのは危険です。

長所・短所があるので知っときましょう。

メリット
デメリット
  • 自分で業者を探す手間がない
  • 加盟業者は競い合うので適正価格で工事
  • 複数業者に見積もり依頼がかんたんに!
  • 利用料がないので金銭的リスクはゼロ
  • 優良業者とは限らない
  • 地域によって紹介されない
  • 安すぎる業者は注意
  • 見積もり依頼した数だけ現地調査が必要

デメリット

見積もりサイトで紹介される業者は、価格を競り合い良心的な工事金額が提示されます。
お客さんにはうれしいことと思いますが、安すぎるのも危険です。

塗装工事はすべてが手作業なので、人件費を削るため手抜き工事の原因。高すぎず、安すぎない真ん中の金額を提示してきた業者を選ぶのもおすすめです。

メリット

なんと言っても複数見積もりを取ることにより、業者に競争意識をもたせることです。

第3者がいるだけで塗装工事のレベルが格段に上がります。
運営サイトによりますが、代行サービスもぜひ使いたい。

お客さんに代わっていろんな事をしてくれるので、手間や断る気まずさから開放されます。

≫【外壁塗装】施工実績100棟以上の業者のみ紹介する外壁塗装パートナーズの評判と口コミ

代行サービスが充実

まとめ:見積もりサイトの使い方

見積もりサイトを利用して、塗装工事するのはおすすめですが何も知らずにすべてを任せるのは危険です。

最低限のことは注意して利用すれば、こんなに便利なサービスはありません。

見積もりサイトの加盟数は気にせず、加盟審査の厳しさを第一に考え選びましょう。

別記事に業者の選び方や、見積もりサイトの比較もかいてあるので興味ある人はどうぞ。

・【分かると得する】外壁塗装業者をかしこく6つのコツで選ぶ方法

・【優良業者の選び方】外壁塗装の見積もりサイトを比較、おすすめランキング7選

あわせて読みたい
  • 現場の職人から見た業者の選び方
  • ポイントだけ抑えてシンプルに選ぶ方法
3つの事だけ抑えて欲しい!
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

森口 よしお

25年間この業界に身を置き、下請け業者として今も毎日外壁塗装をさせていただいております。 会社の宣伝ではなく、第3者の意見として現場で感じた事をお伝えしていければと思います。

-業者選び
-

見積書チェックやお断りも代行で!
見積もりサイト 外壁塗装パートナーズ
見積書チェックやお断りも代行で!
見積もりサイト 外壁塗装パートナーズ