外壁塗装

【必ず確認】フッ素塗料で外壁塗装する前に他の塗料と比較しよう

7月 14, 2022

建築塗装界の王様フッソ塗料

耐久性・耐用年数の高さに惹かれ、フッ素樹脂塗料(フッ素塗料)に興味を持つ方多いと思います。
外壁塗装において、フッ素塗料は劣化しづらい最高クラスの塗料であることは間違いありません。

本記事ではフッ素塗料の魅力と、欠点も解説していきます

こんな方への記事

  • 価格が気になる方
  • デメリットを知りたい方
  • 自分の家に本当に必要か気になる方
  • フッ素塗料と同等の他の塗料と比較したい方

高価格なフッ素塗料。そこまでの性能必要なかった・・・なんてことが無いよう、本記事を読んで参考にして下さい。

外壁塗装

フッ素塗料を理解しよう

フッ素塗料とはフッ素樹脂で構成されており、非常に高耐久な塗料として有名ではありますが、高額商品のために手が出しづらい塗料です。

フッ素塗料ってどんな塗料?
フッ素塗料は、蛍石(フローライト)という石を原料にした”フッ素”を配合した塗料。
フライパンにコーティングされてるテフロン加工などもフッ素樹脂の一種になります。

抜群の耐用年数と価格

フッ素塗料は耐用年数12年〜15年程度と抜群の性能を誇るため、短期スパンでの塗替えが厳しい大型施設などに使用される事が多い。
東京スカイツリーもフッ素塗料を採用してる。
やはり気になるのは価格です。㎡単価3500円〜5000円とシリコン系塗料に比べ1.5倍程度の価格差。

塗料の種類耐用年数価格(㎡)
シリコン塗料6年〜10年程度2,000円〜3,500円程度
フッ素塗料12年〜15年程度3,500円〜5,000円程度

フッ素塗料の〇〇つの優れた点と悪い点

優れた点だけが目立つフッ素塗料ですが、悪い点・デメリットもあるので比較しながら見ていきましょう。

優れた点

  • 耐久性・耐候性
  • 親水性
  • 耐熱性

悪い点

  • 高価格
  • 塗膜が硬い
  • 再塗装が難しい

優れた点(メリット)

フッ素塗料の耐久性・耐候性

● 耐久性 ● 耐候性

フッ素塗料の耐久性・耐候性は、公共の建物等(東京スカイツリー)など数え切れないほどの実績と、信頼性の高さから実証されてます。

光沢が長持ち

ウレタン塗料は約5年、シリコン塗料は10年で光沢が20%減少してしまうが、フッ素塗料は20年経っても90%の光沢が保持されてるという驚異の耐久性を誇る。

塗料の種類光沢率(塗りたて100%)
ウレタン塗料5年後80%
シリコン塗料10年後80%
フッ素塗料20年後90%

フッ素塗料は耐候性に優れており、塗料が劣化する原因でもある紫外線と雨水の影響をあまり受けないことでも有名。
塩害や温度変化にも対応するので、高額ですが用途によっては無くてはならない塗料です。

フッ素塗料の親水性

● 親水性とは、水が塗膜表面となじみやすい(撥水しない)事を指す。

塗料の親水性と撥水性の違い
適した箇所効果
撥水性車・ガラス等洗える箇所水ははじくが、元々の汚れは取れない
親水性建物など洗えない箇所汚れとともに洗い流してくれる

親水性を持つフッ素塗料は、汚れと塗膜の間に雨水が入り込み、汚れを洗い流してくれます。(セルフクリーニング効果)
この特徴により、美観性を保ちつつ建物を腐食しづらくし、低汚染を実現。

フッ素塗料の耐熱性

● 耐熱性とは、熱や紫外線に対する性能を指す。

屋根や外壁は常に太陽光にさられておりますので、寒暖差が激しい。
テフロン加工のフライパンで有名なフッ素は、建設現場だけでなく、あらゆる分野で活躍しています。

悪い点(デメリット)

フッ素塗料は高価格

● 高価格

フッ素塗料で一番気にするのは価格ではないでしょうか。
機能・性能は素晴らしいフッ素塗料ですが、高価格帯の塗料なのでシリコン系の塗料などには人気が及びません。

塗料の種類価格(㎡)
ウレタン塗料1,000円〜2,000円
シリコン塗料2,000円〜3,500円
フッ素塗料3,500円〜5,000円
無機ハイブリッド塗料4,500円〜5,500円

一般住宅の外壁には高価格で不向きな見方もありますが、一昔前よりは手が届く価格帯になってきました。

フッ素塗料は塗膜が硬い

● 塗膜が硬い

塗膜が硬いとひび割れ等に追従せず、「モルタル壁」「窯業系サイディング」等での使用は不向きとされている。
商品によっては塗膜が柔らかいタイプの塗料も発売されています。

モルタルと窯業系のサイディングは多くの住宅の外壁で採用されております。

モルタル壁

モルタル壁自体がひび割れを起こしやすい為、塗膜が硬いと一緒にひび割れを起こしてしまいます。
塗膜が柔らかく、伸縮性のある塗料(防水塗料)をモルタル壁にはオススメします。

≫ 【いちばん重要】外壁を防水塗料で守る必要性!塗装工事の目的

窯業系サイディング壁

サイディング自体は問題ないのですが、つなぎ目のシーリング(コーキング)材の上に塗ると伸縮性に追いつかず、塗膜が割れます。
シーリング剤は必ずフッ素塗料を塗り終わった後に打ち替える。

フッ素塗料は再塗装が難しい

● 再塗装が難しい

フッ素塗料は汚れを受け付けない反面、再塗装時の新たな塗料も密着しません。
必ず専用の下塗り材を使用しなければならないため、無知な業者に依頼すると不良施工に繋がります。(フッ素だけに限らず)

フッ素塗装したら次回もフッ素塗料じゃなきゃ駄目とまで言われてました。
今は専用の下塗りを使えばシリコンなどの塗料も塗れます。

フッ素塗料と他塗料の比較

他の塗料と比較

塗料の種類耐用年数価格(㎡)備考詳細記事
ウレタン塗料5年〜7年1,000円〜2,000円低価格だが、耐用年数が低い詳細を見る
シリコン塗料6年〜10年2,000円〜3,500円耐久性と価格のバランスが良い詳細を見る
ラジカル塗料12年〜15年3,000円〜4,000円耐用年数がフッ素並みで価格はシリコンより少し上詳細を見る
フッ素塗料12年〜15年3,500円〜5,000円実績・実力ともに実証済み詳細を見る
無機ハイブリッド塗料15年〜20年4,500円〜5,500円フッ素を超える最強の耐久性詳細を見る

高いお金を払って、どこまでの耐久性が必要なのかの判断は難しいと思います。
他の塗料と比較していきますね。

耐用年数・価格だけでは塗料の価値は測れませんが、外せない項目でもあります。
個人的には価格も踏まえて、シリコンならラジカル塗料。無機ハイブリッドならフッ素塗料がおすすめです。

他の箇所は大丈夫?

フッ素塗料は非常に耐久性のある塗料です。外壁・屋根にフッ素塗料を塗りますと、外壁よりも過酷な環境下にある屋根の塗装が先に劣化します。

塗装箇所外壁屋根付帯部分評価
パターン1
(3.5 / 5.0)
フッ素フッ素フッ素外壁に使用すると高くなる
パターン2
(3.5 / 5.0)
シリコン・ラジカルフッ素シリコン・ラジカル劣化しやすい付帯部分に使用したい
パターン3
(4.0 / 5.0)
シリコン・ラジカルシリコン・ラジカルフッ素悪くはないが、屋根にも・・・
パターン4
(5.0 / 5.0)
シリコン・ラジカルフッ素フッ素価格と耐久性のバランスがGood

価格を抑えるためにも屋根と付帯部分だけフッ素塗料で塗られることを推薦します。外壁だけ長持ちし、付帯部分や屋根だけのために塗装工事をすることになり、費用がかさむ。(塗装工事には必ず足場が必要)

塗装工事はまとめてしないと、その都度足場代が必要になりますよ。

大手メーカーの”外壁塗装”で使用する代表的なフッ素塗料

● ファイン4Fセラミック(日本ペイント)

コンクリート・モルタル・サイディングボード・鉄部・硬質塩化ビニール・FRPなど

1液型油性塗料(弱溶剤)

● パワーオーデフレッシュF(日本ペイント)

リシン・吹き付けタイル・コンクリート・モルタル・ALCなど

2液型水性塗料

● 水性セラタイトF(エスケー化研)

コンクリート・モルタル・ALC・サイディング・スレート板など

2液型水性塗料

● クリーンマイルドフッソ(エスケー化研)

コンクリート・セメント・ALC・スレート板・サイディングボード・鉄部・亜鉛メッキ鋼・アルミニウム・ステンレスなど

2液型油性塗料(弱溶剤)

● アレスアクアセラフッソ(関西ペイント)

コンクリート・モルタル・ALCなど

2液型水性塗料

● セラMフッソ(エスケー化研)

コンクリート・モルタル・鉄部・亜鉛メッキ・アルミニウムなど

2液型油性塗料

まとめ

フッソ塗料は、一般の塗料に比べて非常に高い耐用年数を誇るメリットがあります。
効果の代わりに価格も高額になるので、塗料選びは他の塗料と比較して選んで下さい。

必要のない機能等を削れば、フッソ塗料じゃなくても良い場合もあります。

塗料も大事ですが、「何処に」「誰が」「何を」塗るかを考慮して、最善の外壁塗装をしてもらいましょう。

最後に

私個人的な意見を言えば、屋根や付帯部分にはフッソ塗料を使用し、外壁塗装には「シリコン塗料」「ラジカル制御塗料」を塗られるのがベスト。
フッソ塗料には及びませんが、”フッソ並み”の耐久性がある塗料も開発され、価格もお求めやすい塗料かなと思います。

塗料選びについては、別記事にて詳しく解説しております。
≫ 知っておくべき外壁塗装の塗料の種類と特徴・機能を解説【塗料の選び方】

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  • この記事を書いた人
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森口 よしお

25年間この業界に身を置き、下請け業者として今も毎日外壁塗装をさせていただいております。 会社の宣伝ではなく、第3者の意見として現場で感じた事をお伝えしていければと思います。

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