- 訪問販売業者について知りたい!
- 塗装の指摘を時々されて面倒な方
- 信頼できる業者を探してる・・・

外壁塗装で訪問販売の業者って信じていいか悩んでませんか?

こないだ屋根と外壁のひび割れを指摘されて無償で直してくれるって言われたの。大丈夫かしら?

契約取る口実ですね。しつこく営業される可能性もありますね。
あまり、いい評判をきかない訪問販売の塗装業者。
全部が駄目なわけではないが、優良業者か悪質業者かは工事が始まらないと分かりづらいので、わざわざ選ぶ理由が無い。

ギャンブルと同じで、当たり外れの振り幅が非常に多いのが特徴です。
営業マンの笑顔や雰囲気で契約して、不良施工でトラブルになるケースがあとを絶ちません。
私は塗装会社を経営し、現場でも直接担当したお家が25年間で約400棟施工してきました。
今も某有名な塗装専門店の下請けをしております。
ここでは訪問販売について理解を深め、いずれ行う外壁塗装にお役立て下さい。
結論から言うと
訪問販売業者は出来るなら避けたほうが無難ですが、世の中の塗装業者ほとんどが訪問販売から契約してるんです。
≫【分かると得する】外壁塗装業者をかしこく6つのコツで選ぶ方法
目次(もくじ)
外壁塗装の訪問販売は辞めたほうがいい【5つの理由】
訪問販売業者=ギャンブルと同じで当たるか外れるかは運次第
訪問販売業者 | 優良塗装専門店 | |
工事代金 | 激安から高額まで | やや高い |
下請け業者の質 | 分からない | 大体優良 |
知識 | 職人任せ | 専門性が非常に高い |
工事の仕上がり | 良い時も悪い時も | 大体きれい |
工事内容のわかりやすさ | 分かりやすい | 書類は揃うが説明不足も |
工事費が削られる=不良施工につながる
支払った金額のどのくらいの割合が実際の工事費用に割り振りされるかは業者によってバラバラです。
少しでも工事費が多いほうがいいのは当たり前!
塗装工事が始まれば、周り近所にあいさつできる口実ができます。営業マンたちにとって、お客さんとしゃべるきっかけができる絶好のチャンス!
少し会っただけの信用できそうな人に、100万円以上する塗装工事を依頼するって凄くないですか?
頭では理解しても実際営業マンの話を聞くとつい契約しちゃう人の気持ちは少しわかります。
営業マンは契約を取るプロです。
話し方・顔の表情・仕草・身だしなみ。
お客さんに気に入られることを常日頃考え練習したり、上司に怒られながらも必死に仕事をしています。
そんな一生懸命な対応に心を打たれ、塗装工事を契約する人が大勢いるのが事実です。
訪問販売業者のお金の流れ

この図で分かる通り、契約を取る営業マンは高給取りになります。
業者の利益は仕方ありません。
会社ですから存続するために利益を取るのは当たり前ですよね。
問題は塗装工事に費やす金額です。
工事費が少ないと、それなりの工事になります。
少ない中でもきちんと仕事をするかどうかは下請業者によるので、営業マンからは分かりません。
そんな高額のお金を払って、わからない下請業者に任せるのはギャンブルですよね?

人を信用したい気持ち、わかります。でも外壁塗装はちゃんと長持ちしてこそ『良い塗装工事だったね!』と言えるんです。
営業マンは契約を取るために、自分の給料のために必死です。
会社からのプレッシャー、周りとの競争・・・とにかく営業マンはがんばります。
ある意味『見習わないとな』と思うこともあります。

売上げを気にするあまり強引な契約をとる営業マンがほとんどです。逆に、売上げを気にしない営業マンを私は知りません。
会社側は売上げのいい営業マンを非常に大事にします。多少のトラブルがあってもです!
営業マン全員が強引な契約を取るわけではありませんが、自分の成績を考えての工事の提案をしてることは必ず覚えておいて下さい!
チェックポイント
塗装工事費が削られると良い仕事が出来づらい=不良施工につながる
得体のしれない下請け業者

外壁塗装の下請業者って大体何人ぐらいいると思います?

10人ぐらいのイメージかな。

2〜3人がほとんどで、個人事業主が8割以上なんです。
法人にするまででも無く、はっきり言って建設業の中でも独立するのはかんたんです。
私も含め、実際に開業するにあたって特別大変な思いはしたことがありません。
少人数、個人事業主だから悪いわけではありません。誰でも簡単に独立できちゃう事が問題なんです。
下請け業者は元請け(訪問販売業者)に気に入られるためにがんばります。
少ない工事費を提示されても仕事をもらい続けるためにやるしかありません。
安く工事をしてくれる下請け業者を、訪問販売業者は好みます。
訪問販売業者に好かれる下請け業者。
- 安く請け負ってくれる
- あまり問題を起こさない
- 言うことを聞く業者
安く工事を請け負わないと仕事が回ってこなくなります。仕上がりさえ良くて、バレなきゃいいやと考える下請け業者が多発!

このような業者をたくさん見てきました。
チェックポイント
何の基準も設けてない訪問販売の下請け業者はギャンブルと同じ!
相場が分からない【50万円安くなったなんて事も】

訪問販売による外壁塗装。
営業マンの取り分の比重が多いため、塗装工事費が削られます。
塗装工事費は差がなくても、営業マンの給料の歩合は業者によって違います。
営業マンの歩合は、お客さんが支払う工事代金に直結するので注意が必要です。
どうしてもお客さんから値引きしなきゃ契約が取れない時は、真っ先に工事費が削られます。
工事費が削られた下請け業者はやる気が無くなるので、【安くて良い仕事!】は望めないでしょう。
チェックポイント
支払う工事費よりも塗装工事にどのくらい予算が振り分けられるかが超重要!
損得勘定が強すぎる
訪問販売業者に営業マンとして入社する動機は稼げるからです。
ほとんどが契約を取れず半年以内で辞めていきます。
塗装の事ではなく営業のノウハウを上司は部下にに教え込み、ひたすら歩いてインターホンを鳴らし、新人は見込み客を探します。
1日1件は見積もり取らないと帰らせてくれないは当たり前。
見込みのありそうなお客さんを上司に報告し、契約へと交渉が始まります。
営業マンは契約を取るプロです。
近隣も含め、工事のあいさつなどきちんとします。
お客さんや近隣に気に入られるために一生懸命。
勘違いしないでほしいのは全ては契約を取るため、追加工事等を欲しいがための行動です。

全てが悪い事とは思わないが、行き過ぎた営業が目立つので覚えておいて下さい。
チェックポイント
工事一つが営業マンの給料に直結するので、強引な契約がなくならない!
近隣も営業の対象になる
塗装工事が始まったら、近隣あいさつは契約率の高いイベント。
近隣の人も耳を傾けやすくなっており、営業マン側からも話しかけやすいんです。
隣家にも強引に営業をする人もいるので、かなりの迷惑行為。営業マンはお構いなしに、貪欲に話しかけます。
営業マンは話すきっかけが欲しい。
きっかけづくりをいろいろ考え、最終的に外壁塗装や屋根板金工事などにつなげたいんです。
もちろん本当に親切な人もいますが、私の経験上9割以上は自分の給料のためだけがほとんど。
営業マンはみんな親切で良い人に見えるが、その道のプロであることは忘れないで!
・【隣家トラブル】外壁塗装でよくある失敗を事例を含めて解説【4選】
外壁塗装専門店もほとんどが訪問販売業者

主な集客方法 | |
塗装専門店 | チラシ・セミナー・インターネット・訪問販売 |
リフォーム業者 | チラシ・インターネット・訪問販売 |
工務店 | 紹介・インターネット |
ハウスメーカー | CM・インターネット・口コミ |
フランチャイズなり、大手の塗装専門店でも1店舗の月の売上は3000万円〜1億円ぐらいです。
口コミで契約が取れたら最強ですが、ごくわずかです。
私が仕事をもらっている大手の塗装専門店は、2008年頃から公民館などを借りて大体的に外壁塗装のセミナーを開き、売上が急増しました。
当時は訪問販売が主流で、セミナーを開く塗装業者は聞いたことがなかったのを覚えてますね。
今その元請けはセミナーとインターネットで集客しつつ、工事が始まると近隣あいさつをし、近隣からも契約を取ります。
これも訪問販売です。
下図をご覧下さい。
集客方法 | 契約するきっかけ |
---|---|
インターネットで集客 | 自分から選ぶ |
チラシ | 自分から選ぶ |
口コミ | 自分から選ぶ |
セミナー | 自分から選ぶ |
訪問販売 | 営業マンが背中を押す |
この塗装業界はまだまだ訪問販売業者のおかげで成り立っていると言っても過言ではありません。
お客さんの迷っている背中を押し、塗装工事が業者に流れてくるからこそ下請け業者は生活が出来てます。
インターネットで集客も、セミナーや訪問販売の契約数にはまだまだ追いつかないのが現状。
下請け業者側からは訪問販売はありがたいが、他人におすすめは出来ません。
口コミやチラシ、インターネットでじっくり選ぶのが最適かと。
塗装業者9割以上が訪問販売業者!大事なのは自分から選ぶこと。
まとめ:外壁塗装の訪問販売は辞めた方がいい

外壁塗装やリフォームの訪問販売はギャンブルと同じで、工事が始まらないと優良業者か分かりません。わざわざリスクを取る必要はないので、できれば避けたい選び方です。
営業マンは愛想ふりまき、お客さんに気にられるプロです。業者を選ぶには自分の冷静な判断のみで選びましょう。

一時の感情で判断すると後悔の原因にもなります。(いい人だから頼みたくなる気持ちは理解できます。)
塗装技能士はプロ意識が高めの職人が非常に多いので、かなりのリスク回避になります。費用も特別変わらないので外せない選び方。
≫ 【外壁塗装で失敗しない】なぜ、業者が1級塗装技能士をオススメすのるかを詳しく解説
複数業者に見積もりを依頼すれば、工事費用も適正価格で高品質な外壁塗装が望めます。1つの業者のみよりも、複数の業者から見積もりを取り、比較しながら検討しましょう。
「塗装技能士」「複数業者から見積もり」を同時にでき、様々な代行サービスを受けられるのが外壁塗装の”一括見積もりサイト”。
複数業者から一括で見積もり依頼ができるサイトもあるので興味のある方はこちらの記事へ
≫【優良業者の選び方】外壁塗装の見積もりサイトを比較、おすすめランキング7選